2006年 01月 19日 ( 1 )

天を仰ぎ見る者

スーパーマクロな話をします。

40億年前、直系400kmの小惑星が地球に激突し、そのエネルギーで熱せられた岩石が蒸発し、摂氏数千度の岩石蒸気となって地球を覆いました。このとき生き残ったのは、地下1500mあたりに生きていたカビのような微生物で、彼らが今の地球の生き物全ての祖先です。

6億年前、メタンと酸素のバランスが崩れ、地球は平均気温摂氏-50度の極寒の惑星になり、生き残ったのは温泉とその周囲にいた微生物だけでした。

2億5000万年前、スーパープルームと呼ばれる大噴火が起こって、地球上の生命の95%が失われました。

生き延びることがあらゆる生命に課せられた個別目的であり、同時に、共通目的でもある、と仮定しましょう。

人類は次の天変地異を生き延びるべく進化した生命体です。

歴史を通して、人類の主導権は常に天を仰ぎ見る者に握られてきました。ヨーロッパ中世の教会は天にまします神に祈りを捧げ、20世紀の超大国、アメリカとソ連は競って宇宙に乗り出しました。

アメリカがロクデナシのゴロツキ国家としての一面を持っているのは、世界中の多くの人が周知の事実ですが、それでもアメリカには金と人材が集まります。テロリストもケネディー宇宙センターやエドワーズ空軍基地を狙いません。

世界を平和にするために、アメリカは戦争に巨額の予算を当てることを止め、地球上の生命の代表者としての人類の仕事にもっと注力すべきでしょう。良きアメリカは常に、天を仰ぎ見るアメリカだったのです。

by Kinjo, aka Lexar
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by MYP2004 | 2006-01-19 10:14 | 経済の視点から