2005年 11月 19日 ( 1 )

うその耐震設計・・怖いマンション

昔は怖いマンションといえば、古くなって暗くすすけて・・お化けがぁ!ってな建物でしたが昨今ではちょっと大きめの地震で簡単に倒壊する最新鋭マンションを言うらしい・・
そして、それらのマンションはお洒落な外観で、オートロックなどもついて、インターネットも完備されていて、そして庶民でも変えるほど安くて・・そういうものらしいです。

千葉県の設計事務所がマンションやホテルの構造計算を偽造し、結果的に完成した建物の耐震性が殆どないことがわかって大騒ぎになっていますが、神戸の地震を経験した僕らから考えると、身震いするような怖さでもあるわけです。
その事務所の手がけたマンションは震度5強で倒壊する可能性があるということですが、阪神淡路大震災のときに僕の住む垂水区では震度6でした。
僕の住む公団住宅は全く無傷でしたし、区内では倒壊したマンションはなく、あっても半壊で、それらは全て補修工事が終わっているわけですが、最新のマンションがあの地震の時のマンションよりもさらに耐震性がないというのは・・どう考えても異常です。
さらに言えば、あの大震災のときに三宮でも板宿でも、はたまた六甲でも、震度7の地域において、無傷の建物もあったわけで、それらはきっと良心的な設計施工がなされていたと考えるしかないのでしょうね。

昨今のマンション業界にあっては高層化と低価格化が同時に進行し、バブル期の中古マンションより遥かに安い金額で新築の高層マンションが販売されています。
構造計算を緻密にすることにより、少しでも無駄を省き、しっかりした強度が確保されるのは歓迎されることですが、残念ながら我々素人には、それの妥当性を判断すべき知識はありません。
結果として販売会社、建築会社、設計会社を信頼するしかないのですが、コストだけが目に見えて、外観を立派に飾り立て、室内の装備を良くすればいくらでもマンションなどは売れる時代でもあるわけであり、ここで大地震が起きて大きな被害を出してしまったなら、それはまさしく殺人事件として扱っても良いのではないかとも思うわけです。

全く別の話になりますが、昨日、たまたま、友人が年末年始の旅行の相談に訪れ、いろいろ見ていましたら驚いたことに、日航の便については年末年始でも座席に余裕があるものがかなりあることに気がつきました。
昨年来、小さな事故やインシデントが続く日航という会社は、航空機の低コスト競走のために、整備などを海外で行なうといったコスト削減を行なっているそうですが、結果として小さな事故の頻発という、ある意味では信用を失っている姿だと僕などは捉えてしまいます。

低コストを追求するあまり、してはいけないことをしてしまう・・
日本人は再びエコノミックアニマルの道を進もうとしているのでしょうか?
けれども、今回の設計事務所の事件が氷山の一角でないことを祈るしかない・・悲しいかなこれが現実かもしれません。
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by MYP2004 | 2005-11-19 09:41 | 神戸舞子から世間を見ると