2005年 11月 12日 ( 2 )

町田女子高生刺殺事件で、男子高生を逮捕:ボーイズラブの悲惨な結末

東京都町田市で女子高校生が刺殺された事件で、同じ学校に通う男子生徒が逮捕されました。逃げる女子高生を30分に渡って追いかけ、執拗に刺し続けた残忍な犯行は、汗を流しながら山登りに励む、無遅効無欠席の真面目な男子高校生によるものだったわけです。

校長を始め学校関係者や近所の人は、「あんな真面目そうな子が」と驚きの声を上げていますが、大人の目は節穴。真面目な男子高校生だからこそ、こういう犯行に及んでしまったのではないでしょうか。不器用で、好きな女の子に気軽に声をかけることもできない思春期の男の子が、思い詰めた結果の痛ましい事件という気がします。

被害者の女子高生とは幼なじみだったそうですね。「高校に入ってから急に冷たくなった」と言っているそうですが、彼の存在が、このかわいい女子高生の眼中になかったことは明らか。話題にも出なかったというし、二人が話しているところを見たこともないと、同級生らは話しています。

大学生の娘たちはこう言っています。「朝会ったら『おはよう』と言ったり、話しかけられたら返事をするぐらいの関係だったのではないか」と。しかし高校生にもなれば世界が広がるし、家が近いくて小さい頃から知っているというだけでは、相手にはしなくなります。

特に、女の子はそういうところがはっきりしていますから。男の子が持つ、異性に対するコミュニケーション能力の差によって、立ち位置の違いが残酷なまでに明らかになってくるのです。ごく一部の男の子が妄想の世界に入ってしまうのは、このためではないでしょうか。この少年はついに、少女から「話しかけないで」と言われていまったんですね。

改めて、女性・女系天皇に反対している、「新しい歴史教科書をつくる会」のメンバーでもある八木秀次・高崎経済大学助教授に対する怒りが込み上げてきます。八木助教授が女性・女系天皇に反対している理由の一つは、「ボーイズラブ文化が失われる」というものです。

つまり、「女性・女系天皇は女をリアルな現実にしてしまい、男の妄想が存在しえなくなる」んだそうな。アホらし。女性に対する一方的な思い入れが、時としてこんな悲惨な結果を生んでしまうことを、どう説明するのか。両性間のコミュニケーションを促すことこそ、このような事件を起こさないための予防策になるかもしれないのに。

それにしても、女子高生の遺体を発見したのが、徹夜勤務から戻ったトラック運転手の母親だったことに、社会の一断面が表れていますね。それと、私が読んだ新聞記事には「この男子高生はコンピューター関係の仕事に就くことを希望していた」とありましたが、偏見を招きかねない記述だと思います。  by G2
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by MYP2004 | 2005-11-12 22:28 | リビングから見た社会

写真の道が遠くなる写真の会社

先日、朝日の報道でコニカミノルタが個人ユーザー向け写真ビジネスから撤退するという情報が流されました。実はこの報道はフライングで、コニカミノルタは現在売上の20%を占めている個人ユーザー向け写真・カメラビジネスについては10%以下とし、その分、医療分野でのビジネスや、液晶の表面フィルムなど業務用の仕事に力を入れていくというものでした。

コニカミノルタは皆さん殆どの方がご存知のように、最近、コニカとミノルタが合併・・実質上はコニカによるミノルタの吸収・・によって出来た会社ですが、いずれも歴史は古く、特にコニカの前身たる「小西六写真工業」は、その源を訪ねれば明治にまで遡り、初の国産フィルムや国産カメラを創り上げた名門です。
現在の写真技術の中でも、自動露出、オートフォーカス、カメラ内臓フラッシュ、日付写しこみ、フィルム自動給走、高感度フィルムといった、基礎的なものの発明はこの会社によるところが大きいのです。

もう一方のミノルタという会社は、なかなか味わいのある会社で、関西で唯一の一般向けカメラ製造会社として知られていました。
ミノルタの傑作には戦後すぐのミノルタオートコード、高度経済成長時代のミノルタSR-1、初の全自動システムカメラミノルタαー7000・・写真文化をひろく大衆のものとした会社でもあります。

この2社が合併して出来た会社・・それが写真から一定の距離を置くというのですから、事態はただ事ではありません。
今や発売されるカメラの90%はデジタルカメラで、その分野ではキャノン、ニコンの健闘が続いていますが、すでに撤退をした京セラ、大幅縮小を決めたオリンパスに続いて、波に乗れない会社が出来てしまったわけです。
家電メーカーが参入するカメラという世界にあって、カメラメーカーという味をしっかり残した製品・・それもこれまでのユーザーにも充分注意を払った製品がしっかり売れているのに対し、個性の見えない、他社製品に埋没する製品では太刀打ちが出来ないということでしょうか?

コニカミノルタが満を持して発売したαー7デジタルは、カメラマニアの心をくすぶるものをもっていましたが、既に一眼デジタルではニコン、キャノンの先行ぶりが響き、その中に割って入ることが叶わなかったということでしょうか?
製品の発表が遅れる間に、同社のこれまでの顧客は先行2社に吸い取られてしまっていたのでしょうか・・

実はミノルタはデジタル一眼レフでは何処よりも先駆けて一般向けの製品を供給した会社でした。
何を間違えたか、そのシステムは同社既存の一眼レフシステムαシリーズとの互換性を全くなくしたもので、結果としてこれが売れず、一からシステムの構築をする羽目に陥ってしまい、先行2社に大きく遅れたというのが、同社不振の原因でした。
営業戦略の失敗といってしまえばそれまでかもしれませんが、その当時、ライバルだったキャノン、ニコン両社が既存システムを完全に生かしていく道を模索し、試作を繰り返し、先ずは業務用カメラとして発売して市場の反応を見ていたのとでは誠に対照的でした。

一つの失敗が、会社全体の足を引っ張る場合もあります。
製造拠点を全面的に中国に移管したこともファンの心理を離れさせたという人もあります。
(先行2社も海外での製造拠点を持っていますが、全面的に移管をしているわけではありません)
同じ頃、複写機で全国コンビニチェーンと契約を結びながら、コンビニ特有の激しい使われ方に同社の機械が対応できなかったという噂も聞いています。
結果として、ミノルタの経営体力は大きく低下し、コニカに吸収されたものの、新しい会社もまた・・写真業界の激変について来れなかったわけです。

新方針で会社の経営体力が向上することを願うしかないのですが、個人ユーザーの心がかなりの面で離れてしまった今、業務用の大きな市場で顧客の心をつかむことが出来るのか・・
写真業界の片隅にいるものとして、とても心配しています。

一度、道を踏み誤ると、とんでもない世界が待っている・・激しい経済界の様子がこの会社から伺えるような気がしてしかたがありません。e0010246_11302034.jpg
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by MYP2004 | 2005-11-12 11:31 | 神戸舞子から世間を見ると