2005年 07月 14日 ( 1 )

「スターウォーズ エピソード3」

「スターウォーズ エピソード3」を観ました。
自分のことを棚に上げて言うのも何ですが、
中高年がたくさん観に来ているのに驚きました(笑)。

考えたら、一作目の「エピソード4」が公開された時の若者が、
今やその親の世代ですからね。
たくさん観に来ていても不思議ではありません。
高齢の御夫婦もいるし、本当に多様な層の観客を集めていて、
このブランド力は凄いと思いました。

と共に、「Newsweek」にあった記事を思い出しました。
「スターウォーズ」の成功が、ハリウッド映画の幼稚化を招いたという分析です。
そういう面は否めないですよね。
いい大人が、ライフセーバーを使った立ち回りを観ているわけですから。
でも、非常に楽しめる作品になっています。
全作品の中で、これが一番でしょう。
最後に話のつじつまが合ったし(笑)。

来日時のインタビューでルーカス監督は、こう述べていました。
「スターウォーズはダース・ベイダーの悲劇をめぐる物語だ」。
確かに、これは悲劇です。

私あたりは、どうしても世界情勢が重なってしまうんですよ。
優秀なジェダイの騎士であったアナキンが、どうして暗黒面に堕ちたのか。
キーワードは「怒り」と「憎しみ」、そして「力」です。
正義のための戦いが、悪そのものの台頭を許してしまったのです。
これは、正義のための戦争がもたらした悲劇ではないでしょうか。

最後に画面に流れるスタッフの名前や協力企業名を観ていて、
これだけのエンターテイメントを生み出した、ハリウッドの底力を感じました。
お金と人材と技術の力で、世界に君臨するアメリカの映画産業。
唯一の超大国が生み出した当代一流のこの大作は、
力を求める悲劇について描きつつ、その圧倒的な力を世界に見せつけています。
何と皮肉なことか。
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by MYP2004 | 2005-07-14 01:50 | リビングから見た社会