お金 ― III タックスヘイブンと平和

世界にはタックスヘイヴンと呼ばれる地域があり、タックスヘイヴンでは極度に法人事業税率、投資利益税率が低いかあるいはゼロである。

世界の金融資産の60%以上がタックスヘイヴンにある、と副島隆彦は批判的に指摘している。

私はむしろ肯定的にタックスヘイヴンを考えてみる。

主なタックスヘイヴンはカリブ海、イギリスの西、ヨーロッパ内陸部に位置している。かつてカリブ海にはキューバ危機、イギリスとアイルランドの間には紛争、ヨーロッパ内陸部には数え切れないほどの戦争と紛争があった。

お金が集中する地域では、戦争がほとんど起こらない。誰でも戦争で資産が焼かれると困るからだ。タックスヘイヴンは戦火を消す濁り水といえる。

実は日本も長らく部分的にタックスヘイヴンだった。かつて、日本では株の売買で得た利益に課税されていなかった。そのため、世界中から日本に資金が流れ込み、平和憲法と組み合わさった効果で、日本の経済成長が維持されると同時に、平和が守られた。代わりに、当時は個人所得税が今より高めだった。

武力だけで平和を維持しようとするのは愚策である。アメリカも首都防衛にタックスヘイヴンを役立てている。

日本は憲法第9条を弄繰り回そうとする前に、株取引への課税を止めたり、その他の方策を駆使して、世界からお金を呼び込む努力をするべきなのだ。

by Leoneed, also known as Lexar
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by MYP2004 | 2006-02-19 14:32 | 経済の視点から
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