女性天皇に反対論?! 愛子ちゃんは天皇になれるか

皇室に男の子が全く生まれないという現実を前に、8割にのぼる国民の容認を背景にして、一気に皇室典範を改正しようとしていた政府。しかし、そう簡単にはいかないかもしれません。

一部の学者と国会議員から反対の声が上がったのです。わざわざ会までつくって反対しています。さらに三笠宮も異論を述べました。皇族がこういう発言をするのは異例のこと。果たして許されるのか。皇族って、受け身でいるべきなんじゃないの? それが象徴天皇制というものでしょう。

さて、その反対している学者や国会議員たちですが、まぁいつものメンバーです。例えば学者たちの中心になっている一人は、八木秀次・高崎経済大学助教授。面白いほどの時代錯誤発言を繰り返している人です。ここまでキワモノ的になると、社会的影響力もないでしょう。

で、若干の違いはあるものの、女性天皇反対論者はほぼ同じ。「昔から延々と続いてきた我が国固有の伝統である天皇制の在り方を、拙速な議論で変えていいものか」。この主張は捏造と事実誤認に基づいたものですが、あまりにわかりやすい話なので、敢えて触れません。

面白いのは、こういう主張が国民の実感とズレていることです。「別に変えたっていいじゃない」というのが大勢なのですから。一部の議員が今さら、「男女の特性を見失ってはいけない」と声高に叫んでいるのに似ていますね。

必死で守らなければならない「伝統」は、既に力を失っているわけで。つまり、こういう主張は今や一種のサブ・カルチャー。「女性と女系は違う」という主張にしても、特別に血統にこだわる人以外から見れば大差ないし。そもそも、「純粋な血」というものは有り得ないのです。

それなのに、主張を恐れて何でも両論併記のマスコミは、この意見を大々的に取り上げています。朝日なんか参考資料として天皇の系図を載せて、初代を神武天皇にしてる。万世一系は近代になってつくられた神話でしょうが。

もう一点、反対派議員たちはこう言っています。「皇室典範改正に関する有識者会議に、皇室に関する専門家がいない」。これには笑えました。皇室問題の専門家ってなに? 美智子皇后の取材を続けて三十年、ついに皇室ファッションになってしまった元TBSプロデューサーの渡辺みどりさん?(まさかね) 

こういうことは市民の常識で充分でしょう。下手に専門家なんか入れると、おかしなことになりますよ。ただ、首相の私的諮問機関に過ぎない有識者会議を、「初めに結論ありきだ」とする批判は当たっていますね。法的拘束力のない私的諮問機関の政治利用が、今まで許されてきた方がどうかしていたわけで。これを機に止めさせなければ。  by G2
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by MYP2004 | 2005-11-09 20:53 | リビングから見た社会
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