スーパーの蛸に感じたこと・・

先日、地元のスーパーの生鮮食品売り場を覗いて見ました。
野菜売り場では地元農協の印が入った都市近郊の野菜が多く並んでいますが、量となると圧倒的に中国ものが多いように見えます。
そのまま、その先にある鮮魚のコーナーへ・・
蛸や鯛、つばす、いか、海老、さんま、鯵、鰯などが並んでいます。
見るからに新鮮そうで美しく見えるパッケージの一つ、蛸を見ると「アフリカ産」とあります。
それだけなら、どこにでもあるスーパーの風景の一つでしょうね。

でも、ふと考えてしまったのです。
玉子焼き(明石焼き)、干しダコ、タコメシ、タコブツといった、明石海峡付近の名物料理に欠かせないタコが、遠くアフリカから来ていることに、ちょっとした驚きと、ちょっとした落胆を感じてしまったわけです。
現実に、生きた蛸は、明石市の「魚の棚」に代表される商店街や、垂水区、須磨区の市場の魚屋に行けばたいていの場合、手にはいります。
魚屋さんの店先では勝手に歩き回る蛸に手を焼きながらも、それもまたこの界隈の風景の一つでもあるわけです。
ですが、一般の消費者は蛸を1匹、丸ごと買っても、先ず食べきれません。
そこで勢い、蛸を食べる時はスーパーの切り売りパックの登場と相成るわけです。

日本有数の蛸の産地である、明石海峡沿岸にして、この状態です。
食品は、今や世界中から日本に集められ、消費されています。
けれども、日本人の必要量は日本での収穫量をはるかに超えてしまっているわけです。

明石海峡は鯛でも有名です。
けれど、天然モノの明石鯛はあまりにも高価で、沿岸の市民の口には入りません。
結果として産地であるはずのこの地域で食べられる鯛もまた、養殖モノであり、それは遠くから運ばれてきたものであるわけです。
(料亭や寿司屋、通好みのお店などはきちんとしていますから安心してください)

今更というわけではありませんが、この国の食糧事情というものに思いをめぐらせる時、漠然とした不安を感じてしまうのは僕だけではないでしょう。
神戸の町は、それでも、様々な食品の産地でもあり、神戸市民は他の大都市よりは食料の面では、恵まれているのかもしれません。
その神戸の町の、漁港に近い舞子付近での話ですのでやはり、ちょっと考えてしまうわけです。

今日は、蛸から思いが飛んでいきましたが・・今食ってるこれ・・何処の食品だろう??
考えてみるのも意味のあることかもしれません。
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by MYP2004 | 2005-11-07 19:10 | 神戸舞子から世間を見ると
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