自民党新人議員たちの大はしゃぎ

早いもので、衆議院選挙が終わって半月が過ぎました。「圧勝」した、話題の自民党新人議員は大はしゃぎです・・・と書けば、「料亭に行きたい!」「年収2500万!」「グリーン車乗り放題!」発言で武部幹事長から叱られた、あの26歳・杉村太蔵議員のことだと思うでしょう。

いえ、あれは誰が見てもただのお子ちゃま、勘違いだから腹も立ちません。「料理も政治も同じ」のカリスマ主婦出身、藤野真紀子議員には何も期待していないし、節操も思想もない佐藤ゆかり議員にも、今さら何を言ってもね・・・。片山さつき議員が当選したとたんに笑わなくなって、官僚の顔に戻っても驚きません。想定内だから。それなりに実力はありそうだし。

私が一番落胆しているのは、猪口邦子上智大学教授、元国連軍縮大使です。彼女は、あの世代では数少ない女性政治学者であり、その珍しさから、かつて「上智のマドンナ」と言われた人。夫の猪口孝中央大学教授とのおしどりぶりも有名です・・・

というか、インタビューで必ず夫の話をする不思議な人ですが(笑)、それでも双子を生んで頑張っているし、あまり面白くないけれど本も書いているし、同性としてそれなりに応援していたんですよ、私。唯一の被爆国の女性軍縮大使として、国際舞台でも活躍してもらいたいと。

その彼女が選挙に出ました。でも、出馬の弁からして冴えなかった。何を聞かれても、「全て党にお任せしてありますから」だけ。政治学者なのに理念も何も感じられない言動の数々。それだけで失望していたけれど、当選後がもっとひどかった。

初登院にはなぜか夫同伴で、仲睦まじさをアピール。珍しいケースですね。それはいいとして、こう言ったんですよ。「この選挙で感じた民主主義の原点を見つめていきたい」。私は驚いて、椅子からずり落ちそうになってしまいました。

これはひどい! どこに民主主義の原点が?! そんな空虚なことを言ってはいけません。幾ら何でも、政治学者の言う言葉じゃないでしょ? もはや御用学者の域を超え、人間としての良心も感受性も失っています。

小泉首相の所信表明演説を聞いて、「本当に感動しました」と言うに至っては、外務大臣の椅子が見えて舞い上がり、理性も知性も捨て去ったとしか思えない。世界に出て行った人が、こんなお粗末なことを言うなんて。

かくして女性政治学者のホープは、権力の甘い蜜に吸い寄せられて、今やほとんど正気を失っています。一応学者であった人が、ここまで俗っぽくなるとは。権力と人間との関係や、政治家という支配階層について考えさせられますね。   by G2
[PR]
by MYP2004 | 2005-09-27 21:55 | リビングから見た社会
<< 憎めない杉村太蔵VS憎まれ役の... 風林火山 >>